昭和らしさというのは、ひとつのジャパニズムのひとつだと思う。
『三丁目の夕陽』は嫌いになれないし、
誰だって、和室にINした時のなんというか「落ち着き」というか「座りの良さ」たらない。
そういう日本人には感じずにはいられない、知らない間に身に染み付いている
『良さ』がこの店にはある。
『立ち飲み』といわれても、あんまし、魅力を感じない。というのが本音だが、
いざ行ってみると、全く別の感想を持ってしまう。
居心地がいいのだ。
それは、なんというか、隣り合う客との『間』なのかもしれないし、
カウンターの中の店の人との調度いい『間』なのかもしれない。
こういう『らしさ』『雰囲気』『匂い』『間』…みたいな
100%カタチで表すことが難しい「無形」で「曖昧」なものを
いかにキャッチできるかというのも、デザインという行為をするときには
とても大切だったりする。
まぁ、御託はさておき、
この雰囲気いいでしょ。
先日、母子が帰郷している者同士、東京居残り組親父で、酒を呑んだ。
そして2軒目に選んだのがこちらの『日本再生酒場』
平日なのに、すんごい賑わっている。
客も引いては来てを繰り返す。
また、お店の人たちの接客がなんといっても素晴らしい。
ホスピタリティが抜群。
かといって、お客に迎合するわけでもなく、
なんというか、よく見てる。
いいタイミングで、声をかけてくれる。
左端『がつ芯』と書いてあるのだが、オヤジギャグを炸裂して『座頭一2つ!』と頼む。すると『あいよ、座頭一2つ!』と威勢良く応えてくれるのだが、ちょっとしてから『えー、ちょっと分からないんですが』と、とりあえず乗っかってくれる優しい副店長。 |
これは流行るわ。と今更ながら、このお店の良さに気がつくのでした。
元気がいいし、活気をつくってるから、なんかまた来たくなるんですよね。
『アンジェラ』が相当気になった。ので撮ってみた。結局聞けずじまいだったが、 予想するに『あんこ+ジェラート』ではないかと思う。 |
隣の『MARUGO』さんには何度か行ってたけど、
お互いのお店が相乗効果を生んで、
この界隈は、いいバランス感を感じる。
新宿伊勢丹から明治通りを挟んで反対側のこの地区。
ぜひ、お立寄を。
お通しが出てくるも、お箸がないと思ったら、机の下の引き出しに入っていた。こういうのも、嫌みない範囲に留まっているのが秀逸。清潔の範囲内だし、スタッフの労力も減るしね。 |
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い志井グループ 日本再生酒場 ホームページ
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MARUGO ホームページ
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